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記憶障害の高齢者の孤独死

はじめまして、第一回目のブログ更新になります。

このブログでは自然豊かなこの東北で誰にも
看取られる事なく自室にてお亡くなりになられた方を
皆様にお知らせする事により皆様の人生の教訓に
して頂ければと思います。

第一回目のブログでは都会なみな事例です。

某県の某市内で不動産業をされている物件にておきた
記憶障害にて新たな戸籍で2回目の人生を送っていた
一人暮らしの高齢者入居者様のお話です。

事務所の電話が鳴り響きました。
電話を取ると東北特殊清掃.comさんですか?
息つく暇も無く電話の向こうの男性が話し続けます。
当社が管理している物件にて高齢者の孤独死がおきまして
と言う内容のです。
まず、ご遺体が発見されたのが今月の初め頃だそうで
第一発見者は同アパートの2階の住人と不動産担当者と言う事です。
2階の住人が普段からこまめに気にかけていたらしく
毎日仕事から帰って来るとこの高齢者のお部屋に声をかけてから
自分の部屋に帰ると言う毎日の習慣になっていたと言いう
今年の夏過ぎぐらいから腰痛と膝の痛みがひどくなり寝たり
起きたりの繰り返しになって行ったと言います。
ある日、2階の住人へ置手紙を残し病院へ入院する事になったと
言います。

約2ヶ月ほど入院をし治療をした結果腰痛とひざ痛も改善され
退院してきたと言います。
このアパートが有る地区はこの地域ではかなり早いうちから
自治会が見回りを積極的に活動をしている地域でもあります
この高齢者様もご近所と孤立もして無くご近所との交流も人並みに
有ったとお話を聞く限りでは有りました。
この様に地域や同じ住宅の住人の見守り意識の高い地域で起きた
孤独死です。

死後2週間、発見時今にて仰向けになり倒れていたと言います。
トイレと洗面所には大量の吐しゃ物がそのまま残されていました。

検死の結果は事件性は無く脳梗塞が原因で亡くなられたのではないか?
また、倒れてからかなりの時間意識が有った後が沢山残されていました。
お部屋が畳なのですが畳をつめでひっかいて音を出して
助けを呼んでいた様な跡やテーブルの足にペンでたたいて助けを
呼んだような跡が沢山見つかりました。
近所の住人も姿が見えないのもまた入院したんだろうとと言ううわさが
出ていて、いつの間にかそのうわさが事実の様に走り回り今回の悲しい
結果にと言う事になった訳です。

暑い時期と比べると比較的寒い季節なのですがさすが高気密高断熱
住宅での孤独死と言う事もあり部屋の保温性も高い為昼の温かみが
持続する為ご遺体の腐敗も通常の住宅よりも痛みが激しく
畳の下の床板からコンクリート土間まで故人様の体液や血液が
タレ落ち染みついていました。

部屋の除菌消臭や家財の撤去作業に1日
土間に染みついた腐敗液と除菌消臭とお部屋のダメージ回復作業に
1日と計2日間で作業終了です。
今回は記憶障害で新たな戸籍にてと特殊なケースな為
部屋の原状回復費用はアパートの大家さんが負担されました。
故人様は、行政の無縁墓に安置されたと言います。

このアパートの原状回復費用は2Kのアパートで家財処分費用6万円
家電リサイクル費用は別途と除菌消臭作業に52,000円その他畳・床板・
故人がヘビースモーカーだった為クロス張り替え(全部屋)別途
ハウスクリーニング2K=43,000円と合計155,000円でクリアーな
お部屋に回復する事が出来ました。